1章

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あれから のんびりと過ごして 昼休みは終わった いつもより 楽しく終わった… 放課後の居残り掃除 「…掃除だるい」 と文句を言いながらも 全部手伝ってくれた 「手伝ってくれて、ありがとうございますっ」 と笑ってお礼を言うと 「別に…暇だから手伝ってあげただけだ」 と向こうをむく弘輝 …もしかして ………照れてるの? 「…ツンデレ…」 「ツンデレじゃねーよ」 見た目は怖いのに… ツンデレって… 「ははっ…面白い人ですね」 「なにがだよ」 「別に何もありませーん」 「教えろよ」 とほっぺを引っ張られる 「いたいですっ」 「ぷ…変な顔」 と笑う弘輝 こんなふうに また人と話せる日がくるなんて 「帰るぞ」 「一緒にですか?」 「…嫌なのかよ」 ムスッとした顔をする弘輝 …なんか可愛い… 「嬉しいです!帰りましょうっ」 「おう」 帰りは 毎回5回はつまづくけど 今日は2回しかこけなかった。
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