1章

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「お腹いっぱいになった?」 「ピー♪」 「よし!じゃあいつもの歌をうたおっか…っ」 弁当を片付けて 息を大きく吸い込み 「la―…lalala―…」 大好きな歌をうたう 歌うと嫌なことを 忘れて楽しい気持ちになる 私が歌うと バサバサッ… 他の鳥たちが飛んでくる 「lala―…」 この時間が一番 幸せだった すると 「…お前…綺麗な歌声してるな」 …え… 屋上の二階から 顔を出す一人の男の子 バサバサッ… と鳥たちが飛んでいく うそ…! 人がいた…!? 「ご…ごめんなさい…!!」 頭を下げて 走って屋上をでる 「え…!?ちょ…っ」 何かを叫んでいたが 無視をして走り つづけた
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