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「お腹いっぱいになった?」
「ピー♪」
「よし!じゃあいつもの歌をうたおっか…っ」
弁当を片付けて
息を大きく吸い込み
「la―…lalala―…」
大好きな歌をうたう
歌うと嫌なことを
忘れて楽しい気持ちになる
私が歌うと
バサバサッ…
他の鳥たちが飛んでくる
「lala―…」
この時間が一番
幸せだった
すると
「…お前…綺麗な歌声してるな」
…え…
屋上の二階から
顔を出す一人の男の子
バサバサッ…
と鳥たちが飛んでいく
うそ…!
人がいた…!?
「ご…ごめんなさい…!!」
頭を下げて
走って屋上をでる
「え…!?ちょ…っ」
何かを叫んでいたが
無視をして走り
つづけた
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