1章

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「ほら、雑巾かせよ。」 「え…あ…」 言われた通りに 雑巾を渡す 「びしょびしょじゃん」 そう言いながら 廊下をふく藤本弘毅 え… 手伝ってくれてるの…? 「…ぼーっとしてないでお前もふけよ」 と睨まれる 「は、はい!」 怖い…っ 「一人で掃除してたのか?」 「あ…はい」 「お前…毎日してるよな。くじ運悪いのか?」 「…不幸な体質なもので…」 当たりなんて でるはずがない てか… なんで毎日してること 知ってるんだろ… 「よし。終わったな」 綺麗になった廊下 「ありがとうございました!」 頭を下げる 「…おう。」 と向こうをむく藤本くん …怒ってるのかな…? 「まだ掃除するのか?」 「え?…あ…後、窓をふくだけです…」 「俺が水くんでくる」 「え…いいですよ!私がやります!」 「お前は教室で待ってろ」 とまた睨まれる 「わかりました…っ」 怖いよー! こうして 水をくんできて もらった その後も… 黙って 掃除を全部手伝ってくれた藤本くん
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