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どうすればよかったんだろう。
ほんとうにどうすればよかったんだろうか。
連休あとからの連続残業はなかなか体に堪えるものの、明日(金曜)は残業しなくてよいことが分かって浮かれ気分で会社を退社した私。
時刻は８時を過ぎていたが、ちょっとコンビニに立ち寄った。
子どものためにも早く家に帰らなければならないが、帰ったらすぐまたやらなければならないことが山積みだ。
ほんの少しだけ息抜きがしたかった。
でもそれがいけなかったのかもしれない。
車の中で買ったばかりのコーヒーに口をつける。
ふぅーっと大きく息をつき、おもむろに携帯を取り出した。自分の大好きな人のエッセイに目を通す。
すると、助手席側からコンコンとサイドガラスを叩く音がした。
ん？……
なにかと思い、そちらに目をやる知らない男の人が覗いていた。
なんだろう…
頭を何度も下げ申し訳なさそうな顔をしてこっちを見ている。
とりあえずサイドガラスをおろしてみた。
「あのぉー、突然すみませんっ！ちょっと道をお尋ねしたいのですが…。ＫＫ公園に行きたいんですけど途中で道に迷ってしまって…」
あぁ、道を聞きたかったのか。
実はＫＫ公園とは先日エッセイでも写真付きで紹介したあの公園のことである。
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