【11】虎太郎と謎のおじさん

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公園へ着くと、すでにたくさんの親子や子供たちが遊び回っていた。 車から、飛び出した子供たちはみんなそろって一目散に砂場へと走っていった。 姉「今日は天気いいから、さすがに多いねぇ( ・_・;)」 「だね、うちらは日陰のベンチに座ろっか」 子供たちは、もうこっちのことはおかまいなしで砂遊びに夢中だ。 近くの自販機で、カフェオレを二つ買って姉ちゃんと並んで腰掛けた。 姉ちゃんも大のコーヒー好き。 でも、缶コーヒーは苦手。 inoも同じく缶コーヒーが苦手(笑) 意味分かんないよね(笑) なんか缶の匂いというか、それが二人ともダメなんだ。 だから、仕方なくパックのカフェオレを買ったのだ。 ひとつ違いの姉ちゃんとは食べ物や飲み物の好みから、体型、顔もそっくりで、 小さい頃から、母にはよく双子のように育てられた。 といっても、母に育ててもらったのは小学校までだったけど。 (↑あまりお気になさらずにスルーしてね(笑)) ようやく、落ち着いて姉ちゃんとたわいもない話をしながら、何気にバックに入れっぱなしだった携帯を取り出した。 あ…、なんかメールきてる。 Facebookからのメッセージ。 送信者。 『虎太郎』 あー!!!!!! …忘れてた、虎太郎のこと( ・_・;) ちょいとドキドキしながら、メッセージを開いた。
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