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今日も学校が終わる。
そして、俺は帰る。
そうしようとした瞬間、
茜「ねぇ、今帰り?だったら一緒に帰ろうよ。」
俺は、振り向いたがそのまま無視して帰った。
帰りの最中、ずっと人気がした。
公園について、後ろを向いたら転校生が後ろにいた。
俺は、
「なんで、着いてくるんだよ。鬱陶しいだよ。」
と、怒りながら言った。
転校生は、
「なんで、無視するの?なんで、そんなこと言えるの?」
軽く泣きながら言った。
「ただ、人と関わりたくないだけだよ。それ以外の理由が必要なのかよ。」
「じゃあ、なんでいつも悲しそうな目なの?
私が引っ越してきたときもそうだよね。」
俺は、そのとき驚いた。何故なら、そのときは俺の事を見てないだとか興味をもたれてないとか思ってた。
そこで俺は、
「お前、俺があの場所にいた事なんで知ってるんだよ。というか、なんでそのとき俺だってわかったんだよ。」
転校生は、
「そのとき、君はカメラ持ちながら私の方みて家の中に入ったよね?
私そのとき宜しくみたいなかんじで微笑んだら無視されて落ち込んだのよ。
それでその周りにいた近所の人に君の事を聞いてそうしたら緑台中学校に通ってるって言うからじゃあ会ったら話
しかけようと思ったの。」
「それ、ストーカーって言うんじゃないの?」
「ストーカー?違うよ。ただ君が心配だったから。」
「そんなん、おせっかいなだけなんだよ!第一、話しかけるときは相手のフルネームくらい覚えておけよ。」
「横山 幸一君だよね。ちゃんと知ってるよ。」
「なんだ…それも近所の人に聞いたのか…」
「うん…」
「……」
「ねぇ…友達になってくれない?」
転校生は恥ずかしがりながら言った。
「言ってんだろ?関わるなって…俺のことを何も知らないでよ!」
転校生は、
「なんでよ!確かに私は横山君の事よくしらない!でも、そこまで邪魔にしなくてもいいじゃない!」
「たく…逆ギレかよ…第一、俺の事なんてお前には関係ないだろ!」
「私はお前じゃない。あ・か・ね!小村茜よ!」
「だから、なんなんだよ!お前の知るか!」
「それに、私だって関係者でしょ!」
「はぁ?意味わからない…関係ないだろ…」
「関係あるよ!家が隣で学校も一緒で席も隣なんだよ!こんな偶然ないよ!」
「…はぁ…女子ってそういうの好きな…運命だの…偶然だの…それがなんの役にたつんだよ!くだらねぇ…」
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