あの日の約束

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幸一「じゃあ…茜?…」 茜「うん!それで良いよ!」 幸一「だーーーーー!やっぱなし!なんか恥ずかしい。」 茜「茜で良いよ。本当に。」 幸一「わかったよ…」 幸一は、恥ずかしそうに言った。 幸一「つうか、学校行くんなら行くぞ。」 茜「うん!わかった。」 2人は再び学校に向かった。 学校についたときはもう2時間目が始まっていた。 幸一たちは、先生に不純異性交遊と勘違いされ弁論はしたのだが反省文を書く羽目になった。 書き終わったときには昼食の時間になっていた。 教室に入ったら、2人は思いっきり注目の的となった。 特に注目を集めているのは茜の方だった。 転校早々、遅刻プラス反省文プラス男と一緒でしかもその男が学校一友達のいないやつと一緒だからだ。 「お前ら何してたんだよ。」 HR委員の倉石 透はそういった。 幸一「別に何だっていいだろ!関わるんじゃねえよ!」 「バコーン!」 倉石は横山に殴りかかった。 幸一「何するんだ!コラーーーーー!」 横山もやり返した。 クラスメイト「また、始まったよ。倉石と横山の喧嘩。」 クラスはざわつき始め2人の喧嘩を止めるやつはいなかった。 茜は、 「2人とも止めてーーーーー!」 と大声で怒鳴った。 茜は、泣きながら倉石をビンタした。 茜「なんで、殴ったの!横山君はなんも悪いことしてないじゃない!遅刻をしたのだって私のせいなんだよ!私が、公園で少し話したいって言ったから横山君は付き合ってくれただけなんだよ!」 透「ハハハハハハ!今度は、そいつがターゲットって事か!男ならともかく女をターゲットに選ぶなんてな。そんなに、嫌われたいのかよ!俺は、覚悟は出来ていた!お前がどうなったって着いていく覚悟はあった親友で居続ける覚悟はあったんだ!」 横山は倉石を殴った。 幸一「それ以上…それ以上何も言うんじゃねえ!」 そういって横山は教室を飛び出していった。 茜は、 「ねぇ…倉石君だっけ?さっき言ってたのってなんだったの?」 透「別に、なんでもないよ。本人に聞けよ。ただ、1つだけ言っておく。 彼女になろうがなんだろうがお前の勝手だがそのうち地獄を見る事になるぞ。 俺は親友になると言ったのに裏切られたんだからな。」 倉石は、自分の席に戻った。 茜は、幸一を探しにいった。 幸一は、屋上にいた。
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