0人が本棚に入れています
本棚に追加
ブレイはいつの間にかいた高木に腹を蹴られ、吹き飛ぶ。
だがブレイは剣の重みを利用して態勢を戻し、高木との間合いを徐々に縮めてくる。
だがブレイは高木の横を通過して後ろに行く。
「え?」
高木の後ろにはシグロがいた。シグロも予想していなかったみたいで驚いた表情をした。
ガキィン!!
ブレイが剣を下から上げると同時にシグロは避けた。
だが剣は軌道を少し直して、あの「英雄の遺伝子」が入った丸い入れ物を上に上げた。
それは綺麗にブレイの右手に落ちる。
「まさか…最初からそれが目的だったのか!?」
高木は驚いた顔をして聞いた。
「あぁ。そうだよ?アポカリプス・レイの書なんかは取るに値しないのさ。そんな本よりこっちの方が価値がある。」
ブレイは入れ物を見て不気味な笑顔をした。
「さて、どんな宝玉なのやら…。」
ブレイは不気味な笑みのまま蓋を開ける。と同時にシグロは笑う。
最初のコメントを投稿しよう!