吸血鬼の悩める日々

15/27
前へ
/27ページ
次へ
     ⑨ 夜間。 オレは、ふと人の気配を感じて、 目を覚ますが、身体がピクリとも動かない。 食事に、遅効性の痺れ薬が入ってたみたい。 誰だ? 言うことを聞かない目を無理やり、開いてみると、 シバ!? Σ(゚д゚lll) 何故、奴がここに!? シバの唇が迫ってきます。 男同志でキスする趣味は、 持ち合わせてませんから((((;゚Д゚))))))) 『オレの貞操の危機です。  お母さん。ご先祖様。助けて!!』 オレは、声の出ない声で、悲鳴を上げました。 マジでビビッてます。 一応、吸血鬼にも、ご先祖おりますよ。 木の股から生まれてきてはおりません。 取り込み中なのに、悠長な説明してる場合じゃなかった。 RRR! 運良く、内線です。 部屋の内線に出たシバは、 「ちっ。パパからスカイプか」 舌打ちすると、 足早に、部屋を出て行った。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加