story1、ひとりかくれんぼ

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私は人形に塩水をかけながら言った。 渚「私の勝ち私の勝ち、お前の負けだ!」 塩水をすべて人形にかけ終わった… ひとりかくれんぼ終了… ある日の日曜日、部活が休みな私たちはお寺へ行った。ひとりかくれんぼをし終わったが何だか気持ち悪いため、人形を供養してもらうのだ。 お坊さん「ではこの人形は預からせて頂きます。」 渚「宜しくお願いします。」 私と恵は礼をしてからお寺を立ち去った。そして丁度お昼時お腹が空いたのでMacに寄ることにした。 店の中に入り注文をした後、席に座り私はテリヤキバーガーの袋を開けかぶりついた。恵はビックマックを食べていた。 渚「(よくあれだけ食べられるな…細い体の何処に入るんだろ…💧)」 そして私たちはバーガーとポテトを食べ終わり店を出た。 帰り道を歩いていると不意に恵が足を止めたのでそれに釣られて足を止めた。 渚「恵?」 恵「もう、あんな事しないでね!本気で心配したんだから!」 渚「当たり前だよ…私もあんな怖いこともう御免だね。」 恵「そーですか」 渚「そーですよ」 まるで小学生のような言葉を交わして、それが面白くて笑いながら帰って行った。 一年後 私は高校二年生になり後輩が出来た。部活の休憩中に後輩がスマートホンを持って話しかけてきた。 後輩「先輩、ひとりかくれんぼって知っていますか!?」 渚「知ってるよ…」 忘れるわけ無いよ あんな怖いこと…
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