story2、照る照る坊主

8/10
前へ
/41ページ
次へ
尊「何て言ってるの?」 私は怖かったけど、勇気を振り絞ってよく耳を澄まして聞いてみた。すると… 照る照る坊主、照る坊主~♪ 明日天気にしておくれ~♪ 晴れなら鈴あげましょう~♪ 雨ならお前の首をちょんぎるぞ~♪ 照る照る坊主の歌だった。 尊「いやぁ!何で、何で…怖いよぉ!」 私は手で耳をふさぎ、目に涙を一杯ためた。それでも歌は聞こえてきた。 ーシャキッー 音は私の首もとで鳴った。私はとっさに避けた。首筋がヒリヒリするので触れてみた。ぬちゅっ…と変な音がした。鏡が真横にあったので見てみると 尊「…!!!?」 首筋が軽く切れ、血が出ていた。 そして外では激しい雨に雷までなりだした。稲光が起こったとたん、 尊「!!!!」
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加