story1、ひとりかくれんぼ

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渚「これで何がわかるって言うの?」 恵「読んでみたらわかるよ。」 そう言われたので私は画面の文字に目を等した。 ーーーーーーーーーーーーーーー:ひとりかくれんぼ:コメント一覧表 1○○さん ひとりかくれんぼし終わる時人形が居なくなってたんだー。何処に居たと思う? なんと押し入れに居たんだよ!びっくりしたー。 2○○さん そうなの!?私も押し入れの中にいたの!奇遇だね! 3○○さん 私はクローゼットの中に居たわ! : : : ーーーーーーーーーーーーーーー 渚「まさか…!!」 恵「そう、押し入れに居るの!」 私と恵は顔を見合わせると走って押し入れに向かった、走っているせいかドタドタと慌ただしい足音が音が家中に響き渡る。 押し入れに着いた私たちは襖の取っ手に手をかざした… 渚「あ…あけるよ!」 恵は黙って頷き、ごくりと唾を飲んだ。 そして私は勢いよく襖を開けた。 渚「…!!!」 恵「キャァァァァァ!」 押し入れの中には人形が居り包丁を持っていた。そして壁には「どこにいる」と血で書かれた夥しい字が書いていた。怖がりな恵が叫ぶのも無理はない。 渚「とにかくひとりかくれんぼを終わらせなきゃ!恵、塩水作ってくれる!?」 恵「わかった!」 恵は台所へ走っていった。一分を少し回ったくらいに恵は塩水を入れたコップを持ってきてくれた。 渚「ありがとう!」 私はそう言って人形の手から包丁を取り洗面所へ走っていった。
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