三月、サバイバル科に入学する

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「ここが今年から入る高校か、でっかいなー」  ここはOD学園、日本有数のサバイバル科の有名校の一つである  そのこともあり毎年志望者が多い、だがここは高校からの推薦がこないと入れない特殊な高校である  敷地にして350万平方メートル  なぜそこまで大きい敷地なのかというと、日本はサバイバル科を運営している学校には大きな予算をつぎ込んでいて、サバイバル専用フィールドを敷地内に作っている  その学校に三月は校門前にたっている 「よくもまー、何の変哲もない、僕に推薦状がくるとはね」  三月の服装はとある場所以外は至ってふつうの制服を着込んだ高校生だ  そのあるところとは背中には大きなリュックサップ、そしてそれと並ぶように一昔前の日本では見られなかったアサルトライフルが肩に背負われている  アサルトライフルは形からして旧自衛隊(今では世界防衛軍と名を変えている)が使っていたと言われる89式小銃と見受けられる  そのアサルトライフルを背負っている  その姿は浮くとおもいきや、周りにもそんな人達がちらほらと見受けられ浮くことはなかった  三月は学園の中に入ると、右に大きな白い壁があり、まっすぐに道が続いていた、そこを数々の生徒が通っている  三月は手元にあった紹介状を開き集合場所を確認する 「たしか、体育館に集合だったよな・・・・えっとどこだろう」  三月は近くにあった地図の貼られた掲示板から体育館の場所を探した  地図通り体育館の場所の所に目を向けてみると、さっきまで壁だと思っていたものが体育館だったらしい  首をもうちょっとあげると屋根らしきものが薄くみえる 「・・・・金の無駄使いだと思うけどな」  三月はその大きな体育館をみて驚愕の色をしめしながら、その体育館の入り口の方向を確認しながらそこへ足を向けた  
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