三月、サバイバル科に入学する

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3~4分程度で大きな体育館の入り口に着いて扉をあけると中には60名ほどの男女が200~300メートル先に椅子に座り集まっており、それぞれ色々な銃を背負っている  これだけ広い空間にこの少なさは寂しく思えるなと思いながらその招待状に書いてあった通りの場所に座った  椅子に座ってしばらくすると正面の舞台に舞台の袖の方から先生方と数名の生徒が出てきた  多分ここの高校の三年生達だろう  先生方は二つに分かれ舞台の端の方へ固まり、先輩方はそのまま朝礼台の方へ向かう  そしてその中の女の人が前に出てマイクを手をとり、話しを始めた 『OD学園、サバイバル科に選ばれた人達、私は生徒会長の明(あけ)智(ち)光(みつ)葵(き)だ、話しは簡潔にいう、頑張って暮らしてくれ以上、これで生徒会長からの話しは終わりだ』  そう言うや否や後ろのみんなの制止の声も聞かずに舞台から降り体育館から出て行った  なんだったんだあの会長は・・・  そう思っていると先生らしき人が立って話し始めた 『さっきのは気にしないでくれ、よくあることなんだ、でもまあ子供じゃないんだし、基本な事は省かせてもらう、君たちは将来サバイバルゲームの兵士、いわゆる選手としてなってもらう事を目的とした学科である、まあそれだけだ、あとはカーテンの後ろに隠されているクラス割りを見てそれぞれのクラスに分かれてくれ』  そう言って先生方は明智生徒会長のあとを追うように分かれて行った  先生も簡潔かよっと思いながらも席から立つ  そして皆さん方も一緒に立ちカーテンの方へ少し談笑しながら向かって行った  そして三月も同じように向かおうとした時に後ろから声がかけられた 「みーくんも来てたんだぁ、久しぶりぃ」  間の伸びた声が聞こえ後ろを振り返ると、ゆったりした感じ女子が立っていた 「おわっ、小都華か、見違えたな、っていうか、サバゲーに参加できんのかっお前っ」  間伸びした口調で分かった、こいつは片倉子都華、僕の幼馴染さ、まあ色々あって数年間会ってなかったんだけどね  片倉小十郎の子孫である  話しを進める前に少し説明してもらう  世界でサバゲーが盛んになったのは言うまでもない  だが、サバゲーは日本発祥の事あってか、日本人が強かった  
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