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鳴り響くアラーム音で僕は重い瞼を開いた。目の前にはいつもの自室の天井が広がるが、
身体はそうはいかない。全身がけだるく寝た気がしない。
昨夜、気絶した僕は交番にて父親のげんこつで目を覚ました。気絶した僕を誰かが交番まで連れてきてくれたらしい。帰宅したのち小一時間ほど説教を受けたが、僕の危険な一日はそれだけで終了した。
アラームも止めずに呆けていると、ドアが開き、段ボールを抱えた人物が入ってきた。
「よう、おはよう。元気か?」
「……ノックしろよ兄貴」
「したさ。オレのノックが凄すぎて聞こえなかったんだよ」
兄貴はわけのわからないことを言って持っていた段ボールを床に下ろす。
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