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「たまには、仕事を忘れてゆっくりしろ…佐助…」
微笑を浮かべ佐助の頭を撫でながら、小十郎は呟く。
「…良いのかな」
佐助は困惑気味に呟く。
忍としての矜持が素直にそうさせないらしい。
まぁ、幸村の保護者役…というのもあるのだろうが…
「今は、互いに忍装束でも戦装束でもねぇ…俺もお前もただの町人だろ…?」
「うん…///」
頬を赤らめながら頷く佐助を小十郎は優しく抱き締めた。
そんな二人を夜空は、優しく照らし出していた…
それから、二人て城に帰りのんびりと夏の夜長を過ごした…
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