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*後日談*
祭りの翌日には、成実を稽古と称して絞めている政宗の姿があった。
「テメェのせいで散々だ!!」
「いてえぇ!!梵、酷いよ!!」
「某も稽古いたしますぞぉぉぉ!!!」
それに、昨日の疲れなぞ何処吹く風の幸村も加わり稽古場は異様に盛り上りの中にあった。
誰が勝つか等と兵士達による賭け事まで行われ…
そんな光景を保護者二人は、お互い、もはや慣れてしまった胃の痛みに耐えながら観ていた。
「もう祭りは勘弁だね…」
「同感だ…」
溜め息を吐きながら稽古場が破壊される前に事態を収めるべく保護者二人は重い足を向けたのだった…
***
「でも、小十郎とだけなら、祭りも良いかな…」
と、佐助が考えていた事は佐助以外の誰も知らない…
END
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