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首から家の鍵をぶら下げながら遊ぶ殺風景な空間で、耳に聞こえ届くものがあった。
近くの電機会社が保有する木々に囲まれた団地の運動場から響く、子供たちの笑い声とお母さんやお父さんの声。
商店街にある八百屋のおじさんの声。
そして、「また来たのかよ!!」
駄菓子屋の先にあるパン屋さんの2階に住む、双子の兄弟。
小学校1年生の僕らからみたらお相撲さんのような巨漢の双子。
いつも2階の窓から野次をいれてくる、僕らの天敵。
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