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ヒラキくんのおうちは少し離れていて、自転車じゃないと行けない所だった。
指は無かったけれど、色んなことを器用にこなしていた。
それが可愛そうなことだと決めつけることが失礼なことだった。
勿論、当時はそうには考えなかったけど仲間同士出来ないことをカバーしあう自然さがよかった。
例えば細い紐を結ぶことは出来なかったけど、それは僕も同じこと。
紐を結ぶのが何よりも苦手だった。
でもマキノさんがすぐにやってくれる。
何故に紐かといえば、その頃にはまっていた'ミツバチ散歩'のため。
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