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忘れられない恋をして、その恋はやがて花のように儚く散ってしまった。正直、悔しくて泣きたくて、もっと心境を語るとすれば死んでしまいたくなる位に俺の心の中が苦しかったのだ。
小学校時代の同級生だった雪乃は同性の俺が護ってあげたくなる位か弱くて泣き虫だった。
だが、知ってしまったのだ。
彼の体温の心地良さに…
それから雪乃を見る目が変わってしまったと言っても過言ではない。
"ただ護ってあげたい"から"愛したい、抱きたい"に変わったのはいつだったのだろう。
ずっと堪えていた感情が溢れてきてしまったのは昨日。
4月の春の風に満たされた屋上だった。
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