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っ!!カノン!?
目が細くなって、怖いよ!?
何か怒ってるのか!?
「何故、神の名を……？それに、勝手にとは？」
怯んだ様に聞く高村先生。
うん、怖いよな。
それを見て、カノンは自分を落ち着かせる様に息を吐き出して言う。
「あー、世界が出来た順で管理神の名前が決まってるからー。世界の名は神の名に因んでるし。 僕の居た世界は２番目だから神の名は『イリアム』 だ」
「え、まさか、あいうえお順？」
２番目で『イ』って。
「そ(笑)。で、異世界からの召喚って、管理神同士で協定を結んでないと許可されない筈なんだけど ね。地球の管理神『ガリアム』が協定を結んでる のは、『イリアム』だけなんだよ」
……えーっと……？
ぽかんとしている俺と高村先生を見て、カノンは続けて説明する。
「協定外の召喚者は酷い待遇を受けて闇に落ちるケースが多い。だから勝手に召喚するのは禁止されてて、違反すれば罰せられる。でも、地球の人口が急激に増え過ぎたせいで、少し前まで把握しきれて無かったらしい。何人かは他の世界に召喚されて、その後戻れず闇に堕ちて魔王になってる」
「ほぇ～、詳しいな、カノン？」
そんな事、何処で学んだんだ？
「父の使い魔に大天使がいたのは覚えてる？ミカエル、時々僕の様子を見に来るから、教えて貰ってるんだよ」
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