夢見る猫

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涙が枯れた時みゅぅは、玄関のドアを叩く音に気付いた。 「こんな雨の日に…誰?」 この場所は、山奥の一軒家。 彼が、この世を旅立った場所。 みゅぅは、あれから1人だった。 彼の思い出を抱いて此処に住んでいた。 ドンドン。 ドンドン。 扉を叩く音は途切れない。
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