403人が本棚に入れています
本棚に追加
/90ページ
オレと彼女はつかず離れず、時折一緒に飲みに行った。
お互いによさそうな所を探しては飲みに行く。
それを繰り返していた。
でも今回はオレは必死で探してた。
彼女の好きなビアバーを
それを見つけた瞬間にメールしてた。
約束をするのに俺は珍しく電話をしていた。
彼女と電話するのは初めて。
携帯から聞こえてくる彼女の声。
飲んだ時は少し鼻にかかるような甘えた声になる。
それが直接耳に、ダイレクトに注ぎこまれる。
頭をガツンと殴られたような衝撃。
いや、直接頭の中に語りかけてくるその声の破壊力と言ったら……
ヤバイ
このままだとオレ、何言い出すかわからナイ。
モット聞いて居たいけど
このままでいたらマズイ。
だから早々に電話を切り上げた
…少しもったいないことしたな、
最初のコメントを投稿しよう!