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オレが彼女を手に入れたいという欲が深まる事をあざ笑うかのように、それはオレのモトに知らされた。
外国の研究所にいってみないか―――
またとないチャンス
日本のココ(大学院)で研究を続けるようにもそれは本格的な研究所に言ってする方がイイ。
そんな事はわかってイル。
ケレド、彼女を手に入れようと思い始めた時にそんな話が来るとは……
運命ってヤツはどんだけ意地悪なんだ?
結局彼女にはオレの口から直接外国の研究所に行く事を伝えられず。
壮行会と称した飲み会で周りからその情報は彼女にもたらされた。
最悪の状況。
出来ればオレから伝えたかった。
ケレド
それを言ったらキット彼女はオレとはもうあわなくなる。
少しでも長い時間彼女の側に居たかった。
彼女の声を聞いていたかった―――
やっとオレの口から伝えられたのは彼女を家まで送っていった時。
タブンこれで会うのは最後。
そして彼女は居なくなるオレに『それでもずっと想ってる』そう言ってくれた。
オレの口からは何も言ってあげられないのに……
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