拝啓、隣に居た君へ。

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お久しぶりです。 元気にしてましたか? …なんて、私らしくないから 敬語はやめるね(笑) 今日さ、いつものように 朝ご飯を食べてた時にね 何故か、ふと 君の事を思い出したんだ。 君と離れてから もう二年経ったと思うと 長かったような 短かったような… よく分からないけど。 君の居ないこの二年の間に 色々な出来事があったよ。 話すと長くなるから 割愛させてもらうけど(笑) 君は、私と離れたこの二年間 何がありましたか? まあ、嬉しい事も悲しい事も それ以外の事も含めて 色々あったと思う。 それがどんな事なのかは 私には分からないけど ただ一つだけ言えるのは 君と私は、それぞれ別の道に 進みだしたって事。 私の喜びも 君の怒りも 私の哀しみも 君の楽しみさえ もう二人で分け合う事が出来ないって事。 もう未練は無いよ。 でも…少しだけ ほんのちょっぴりだけ 切なくなった。 二年前までは いつも私の隣に君が居て 君との未来も毎日のように 思い描いてたんだけど …不思議だね。 今では隣に君が居ないのに しっかりと前を向いてる自分が居る。 君と過ごしてた頃は こんな未来が待ってるなんて 全く考えもしてなくて。 君が隣に居る事が当たり前で 何の疑いもしてなかったのにね。 今でも君との日々を 鮮明に思い出すよ。
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