第1章 浮黒ー1.入部

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爽やかな風になびくカーテンを眺め長閑な昼休みに1人でお弁当を食べる。 そんな俺をよそに1人の男が来た。 「やあ、卓人。 今日も寂しく1人で孤独に昼飯を食しているね。」 こいつは相良良介(さがらりょうすけ)、やけに俺に絡んでくる その度にちゃかしてくる。 「寂しく1人でとはなんだ 好き好んで誰かと一緒に食べたいとは思わないだけだ。」 「でもね、第3者が見ると結果的に孤独な人にしか見えないんだよ。 ところで僕も今1人なんだ だからご一緒させてもらおうかな」 そう言って良介は俺の前の席に座る。 そうそう俺の名前は日比野卓人(ひびのたくと)、一応高校入りたてだ。
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