第1章 浮黒ー1.入部

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今日は…放課後は何もすることが無いな。 文字通り仕事や義務、いわば、学業から放たれた上での放課、だがこの場合は放暇と書く方が正しいな。 確かにやらなければならないことが無いのは嬉しいが、やはり暇というのはめんどうだ。 暇になることで何をしようかと考えなくちゃいけなくなる。 まあそれこそ義務でも何でもないから考えなければならないことはない。 そうだな、訂正しよう。 『考えることになる』だな。 結びとして、ただテレビやら小説やらを見て過ごせばいい。 じゃあ帰って小説を読もうか。 そう結論付けたところで俺は陽の末端がもうすぐ地平線につきかけのところで家路に着く。
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