1、妖精学校の異端児。その名はエヴォル!

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 遠い、遠い、世界でプリキュアに選ばれし者達のパートナーの妖精を教え、鍛える学校がある。その学校は多くの自然に囲まれ、ひまわりの暖かい陽の光が毎日あたる場所にあった。ここでは、多くの妖精達が日々プリキュアのパートナーを目指して頑張っている。  妖精学校の周辺では、かわいらしい妖精達が遊んでいた。お花畑でわいわいとはしゃぐ妖精や、お花を摘んでお花で作った髪飾りで遊んでいる妖精がいた。  みんながはしゃぐ中で、突然学校から鐘の音が聞こえてきた。 先生 「みなさん! もうそろそろ授業の時間ですよ!」  亀のような姿をした先生が妖精達に呼びかけた。妖精達は先生の声に反応して学校の中に入っていった。妖精達が一つの教室に集まると、先生は生徒達の名簿を確認していた。そして確認する中で先生は一つ席が空いている事に気付いた。 先生 「おや? エヴォルの姿がいない?!」  先生がエヴォルと呼ばれる妖精の姿を探していると、生徒の中の一匹グレルが先生に言った。 グレル 「先生、エヴォルの奴ならさっき学校の屋上で寝ていたぜ!」 先生 「学校の屋上で寝ている?! また、さぼっているのか、けしからん!!」  先生が怒っているとグレルが答えた。 グレル 「先生、俺がエヴォルを連れて来てあげようか?」 先生 「いいえ、そんな事をしなくてもいいです! 私が屋上まで言ってエヴォルを叱ってきます! 皆さん、ここで自習をしていて下さい!」  先生が怒った表情で教室から出て行くと、妖精達はざわざわ話しあっていた。その中で、グレルが呆れた表情になっていた。
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