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だが
悪魔が残した傷は
これからも
何処か確実に存在する
そして
【コア】が有る限り
思い出させるだろう
女を囲む人間は
その傷に怯えたやつだろうか
必死に隠そうとしても
やはり
その身体は震えていた
(憐察するわね…)
女は
この状況でも凛としていた
慣れからくるものか
冷静さからくるものか
ただ女は
囲む人間を見ていた
そして
静かに口を開き
「どうでもいいことに
縛られるな」
聞き慣れない言葉を口にした
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