会議、調書、帰れない夜

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「ガーネット!てめー私がいないと思って言いたい放題言ってくれやがって」 「あら、いらしたの?21歳で彼氏いない歴21年万年処女のお嬢様」 ガーネットの脇にいたアヤメが頬を赤く染める。 「きさまー、言っていいことと悪いことがあるだろうが!」 更衣室のドアを勢い良く締める。サツキの背後でものドアが悲鳴を上げた。 「だいたい、男漁りが酷いんだよガーネット!お陰でこっちには・・・」 「はいはい喧嘩はそこまで。そろそろ係長がいらっしゃるわよ」 いつも冷静なヒカリがたしなめる。それでもサツキの憤りが収まらずにもう一言言ってやろうとした時に自動ドアが開き綺麗な髪をなびかせて係長が入ってきた。 「サツキ、1課の取り調べは終わったそうだな。悪いがこちらにもつきあってもらうぞ」 係長は席に着くなり冷淡な口調でサツキに言い放った。 「でも、サツキさんは目の前で恋人を殺されて・・・」 1番身長の低いアヤメが言うとすぐに 「だから、恋人じゃねーっつーの」 とガーネットがニヤけながら言う。 「お遊びはそこまでだ。事件の概要は私も聞いているが、詳しく聞かせてもらうぞ」 係長は顔色一つ変えずにいい、サツキへの取り調べが始まった。
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