幼少期―1―

6/17
前へ
/157ページ
次へ
だが一時期親について知りたくなった。 これはどんな親だったのだろうっていう好奇心とか、ただ単純に親に対する興味とか。 …憧れとか、そんな気持ちであった。 でも、すぐに聞かなきゃよかった。と後悔した。 みんな『あの親は人でなし。』だとか『親とは呼べない。』とごく当たり前のように口を揃えてそう言った。 だが院長はみんなとは違う答えだった。
/157ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加