幼少期―1―

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僕の母と父は結婚はしてなく、一回の関わりだけの仲だったらしい。 そしてたまたまその一回で僕を身籠ってしまった。 母は僕を生んだが養えるほどの経済力がなかったためある孤児院に捨てた。 その孤児院こそ僕の実家であり家族だった。 生まれてまもない僕に名前をつけ、育ててくれた人が院長の田口優(タグチマサル)。 僕たち孤児を本当の子供のように接してくれた。
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