幼少期―1―

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小学校のに上がる頃に優さんのことを父と呼ぼうか悩んでいた。 なぜなら優さんは僕たちに自分のことをお父さんと呼んで欲しかったみたいで、ことある事にお父さんと呼ばせようとしていた。 大半のみんなはお父さんと呼んでいたが、僕は気恥ずかしいような、烏滸がましいような気がして呼ぶことができなかった。
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