幼少期―1―

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そう言われ時計を見ると3時を指していた。 帰ってからかれこれ二時間も経っていたのだ。 まだ田口のノートは半分も読めていないが、明日も明日で仕事がつまっているのでその日はそのまま寝ることにした。 その晩、俺はすごく奇妙な夢を視た。 自分は本当に起きているのかそれとも寝ているのか、わからない曖昧な感覚。 瞼を開けているのか、それとも閉じているのかわからないほどの漆黒の闇の中で俺はポツリと存在していた。 そんな夢だった。
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