2.不可思議

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「何で、そんな嫌がってるの?」                                     「...当たり前だろ.....嫌なものは嫌なんだよ」                                      金持ちはここまで感覚がおかしいのか。                                       ....自分の顔が嫌いなんだよ。                                               そんなのも理解してくれないのかよ.....                                          「返すよ」                                            「え...」               案外素直だなこいつ。                                  「そんなつまんなさそうな顔されると、逆にバカバカしくなるし」                                      悪かったな、つまんないやつで。                                  「坊ちゃま、着きました」                                運転手の人がそういうと、少年は降りた。                     そのあと、俺も降りた。                                             けど、門の前で俺は固まってしまった。                                         まるで、漫画の世界のような豪邸。                                      家の真ん中に噴水だし、白いし、大きいし。                                          感想がまともに言えない。                                           「どうしたのさ、早く手当てしなきゃ」                                       「うわっ....」                 俺は引っ張られるがまま、その豪邸に入って行った。
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