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向かうと、朝だからかみんな忙しそうに動いている。 俺が櫛を取ろうと手を伸ばしたら、つまみ食いをしようとした人みたいに手を叩かれた。 「邪魔」 「っ.....」 年下に言われたのに、何も言い返せないのが悔しい。 仕方がなく、手で一生懸命といて、リビングへ向かった。 席に座ったら、一番触れてほしくないところに適当先生が触れてきた。 「あれ、涼介髪いいの?」 「.....いいです。今日は時間がないので」 「本当?宏ちゃんはいつも女子みたいにセットする時間が長いって言ってたのに」 「それは.....嘘です。きっと」 「まじか~」 先生は俺を散々弄った挙句、つまんなそうにキッチンに向かった。 宏太先生が奥にいて、すごく楽しそうに笑ってたけど........ ―何が楽しいわけ?
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