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そのあと、みんな集まり朝ごはんを食べ始めた。昨日が長引いているのか、食欲が湧かなくて箸の進むペースもいつもより落ちていた。 ....それに、....みんなの顔を見ると余計に気分が下がって、美味しいはずのご飯が何だが、....美味しくない。 気がついたら、周りにいたはずの子供たちが居なくなっていた。 「涼介?」 先生の声で体全体に何かが走った。 「どうした?みんなもうとっくに、学校行ったぞ?」 「あ.....ごめん」 ―いつからボーっとしてたんだろう。 時間はたくさんあったはずなのに、ご飯が少ししか減ってなかった。 時計を見たら、あと20分しかない。 ここから学校まで30分かかるというのに.....
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