2.不可思議

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「ゆうり!どうしたの!?....学校は?」                                「ごめんなさいお母様。色々と事情があって....―」                                 彼は、理由を話し俺は手当てしてもらうために彼の部屋に案内された。                               「ねえ...やっぱいいよ。...俺、そんな大した怪我してないし」                             階段の途中で彼に話しかけた。                                         「何言ってんの。そう思ってるのは、自分だけじゃない?」                                   よくわからなかった。                                            .....まあ、馬鹿だからかもしれないけど。                                              二階に上がり、長い廊下を歩き、奴の部屋に入った。                                「すげえ......」                                              入った瞬間本当に違うんだ、と実感させられた。                                       「そこ座って」                                                  学習机の椅子に座らされた。
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