2.不可思議

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「やっぱ、ここにいたんだ」                                         後ろを振り返ると、朝俺を助けてくれたゆうりという少年だった。                                  「....何で、お前ここにいるの?」                                    「何でって、そんな顔してたらまた車に轢かれそうになるよ?」                              「っ...余計なお世話だ」                                             そのまま帰ろうとすると、また引き止められた。                                  「送ってくよ。家まで」                                             その言葉に俺は冷静さを保ってはいられなかった。                                         「いい。」                                                  「遠慮しなくてもいいんだよ?」                                             「ホントに、いいです」                                           「減るもんじゃないんだからさ」                                              「本当にいいから!!!」                                              「!!」                        余裕そうなムカつく顔が動揺していた。                        「....ごめん。....それだけはやめてほしい。それに、お前のこと全然知らないのに、そういことしてもらっちゃ困る...悪いけど、遠慮しておく」 
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