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ここはある世界のある部屋の一室。
「黒夜君、今日はごめんね?」
「あ、薫さん。気にしないでくださいよ」
鮮やかな茶色の髪を持ちその場にいる男に謝っている彼女は萩谷薫(ハギヤ・カオル)。
「黒夜君っていつもそう言ってくれるよね。ありがとね?」
謝られている男は神道黒夜(シンドウ・コクヤ)。
現在高校1年生で萩谷薫の経営する喫茶店でバイトをしている。
全てを飲み込むかのような黒髪が印象的だ。
「いえいえ。薫さんの頼みなんですから。それじゃ今日は帰りますね」
「お疲れ様。またねー」
帰り道黒夜が携帯を開くとメールが一件。
黒夜と同学年で親友である佐波渡(サバ・ワタル)からだった。
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ごめん!
なんか天界ってとこに連れてこられちゃった!
一番信頼出来る人を1人だけ連れてこれるらしいから黒夜の名前出しちゃった・・・
これ読んでしばらくたったらトラックに轢かれてこっちに連れてこられちゃうらしいよ!
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