マホウのコトバ。

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この声の持ち主を知っているのはこの場では会津1人だけ。 身構えた会津を見て奏が声をかける。 「司くん、知ってる人?」 「こ、この声は・・・」 いつもはふざけている会津が見せた驚愕の表情。 「姿を現しなさい!!」 刹那が魔武器を構えた。 「刹那、俺がやる。さがってくれないか?」 「で、でも・・・いや、任せるね」 全身から殺気が溢れ出ている斑鳩に気圧されたのか刹那は大人しく下がった。 「ちょっと待ってよ・・・僕は真実を・・・」 武器を構えられたことに対し動揺を隠せないのは響いた声の持ち主。 そして新たに増える人影。 こちらは役員のみならず教員にも見覚えのある人達はいた。 「何で当事者がいるのにお前が真実とか言ってるんだよ・・・」
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