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「で、お前を助けるにはどうすればいいんだ？」
『･････ソレハオマエガシッテイル』
「･･･俺が？････知ってるわけねーだろ」
精霊を石から出すなんて、聞いたこともないしやったこともない
知らないことはやりようがない
『オマエノ、ゼンセノキオク
オマエガワカラズトモ
オマエノタマシイガシッテイル
タマシイニシタガエ』
「魂･･･」
訳が解らないが
取り合えず、石を両手で挟んでみた
「････なんも起きねーか･･･」
(いや、違う
気持ちが足りねーんだ
こいつを出してやりたいと
強く願え)
よく解らないがそう思った
「強く････願う････
こいつを、出してやりたい････！」
(手と手の隙間から光が漏れだしてきた)
「出してやるんだ！！」
一層強く思った瞬間、石から光が溢れ部屋を満たした
「うわっ」
「な、なんだっ！？」
その眩しさに耐えきれず、俺も貴族smileも目を瞑った
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