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「リーファ、その精霊王ってのは一体何処にいるんだ?」
『ステリア山の中腹にある洞窟の奥です』
(遠いなっ!)
思わず心の中で突っ込みをしてしまった
「・・・・ハク、リーファ様
私もお二人にご同行願えませぬか?」
貴族smileが顎に手をあて何やら考えながら口を開いた
『構いませんが
何故です?』
それは俺も疑問だ
なんで貴族smileがついてくるんだ?
「私もハクに頼みたいことがありますから
それに、3ヶ月ぐらいかかるのなら
お金なども必要でしょう?」
『そうですか
そう言うことなら
大歓迎です』
「ハク、馬に乗ったことあるかい?」
貴族smileが俺に聞いてくる
俺はもう行くこと決定か
(まあ、一緒に行ってやるって言っちまったしな・・・)
「乗ったことねーけど、大丈夫だろ
馬だし」
自信満々に言う
「馬だしって・・・
よく解らないけど、まあ
乗れないときは私と一緒に乗ったらいいよ
優しく包み込んであげる」
ニッコリとしながら言っているが
俺は少し寒気がした
「さぁ!取り合えず、今日は休むことにしよう
精霊王の所へいく準備はまた明日だ」
貴族smileがパンッと手を叩き使用人達を呼ぶ
「部屋へは使用人が案内してくれるから
ゆっくりお休み」
「あ、ああ・・・・
そうだな」
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