34人が本棚に入れています
本棚に追加
『コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス・・・・コロス――――――ッッ』
自分ではそう言ったつもりだったが、実際には獣の声にしか聞こえなかったっだろう
「・・・・・・朔刃・・・」
目の前に銀色の鈍い光が見える・・・
男が剣を取り出したんだろう・・・俺をコロスために
「オマエモテキカ・・・」
瞬間、俺は飛び出した
<キィンッ!>
「・・・ガルルルルッ・・・」
(フセガレタ・・・・・?)
俺の攻撃を完全に防いだのはこの男が初めてだ。
このとき俺に、少しの隙ができた
「朔刃っ・・・!落ち着きなさいっ!」
その一瞬の隙をつき、男が一気に間合いを詰めて来る
(コロサレルッ!?)
俺が覚悟したとき
剣が俺の額に触れた
切るでもなく刺すでもない・・ただ、軽く触れた
「ウッ・・・・!?」
不思議な力が流れ込んでくる
俺はそのまま、意識を手放した―――――――
最初のコメントを投稿しよう!