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「お前!」
思い出した、俺はさっきまでこいつと一緒にいたんだ
「おはよう、気分はどうかな?」
驚いている俺とは裏腹に男は相変わらずの貴族smileを向けてきた
「・・・おい、テメェ
ここは一体どこだ?俺の森じゃねーだろ」
いつでも相手に攻撃が出来るような体勢をとって男に問いかける
すると男は普通にクスッと笑い、楽しそうに口を開いた
「そう警戒しなくていいよ仔猫ちゃん」
「・・・・・・は?」
少しの間俺の思考が止まった
こいつ、今なんて言った?
「今・・・なんて・・・?」
俺は口の端をひきつらせながら男を見た
「ん?聞こえなかったのかい?・・・・・警戒しなくていいよ、かな」
ニコニコ
今はその貴族smileが腹立つ
「違うっ!その後!なんか言ったろ!?」
多少苛々しながら身を少し乗り出す
「え?ああ-------------
仔猫ちゃん?」
ニッコリと笑い、少し首をかしげる
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