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「おう、俺は松川 翔(マツカワ ショウ)。翔でいいぜ!よろしくな」
「翔か。よろしく。俺は神田月夜、月夜でいいよ」
よかった!
友達ができた。
俺の他にも外部生いたんだな。
とりあえず俺と翔は、職員室を目指すことにした。
他愛ない話をしながらもどうにか職員室にたどり着いた。この広い校舎で職員室にたどり着けるとか俺らの勘やべぇ。
「失礼しまーす」
「…………ん?」
ちょうど職員室に入ってすぐの机のところにいたホストみたいな人が顔をあげる。
「……お前ら外部生の神田と松川か?」
「あ、はいそうです」
「俺は夏海 凪(ナツミ ナギ)。お前ら二人の担任だ。よろしく」
「よろしくおねがいします」
え、やっぱこいつ教師かよ。こんなホストみたいな格好の人が教師って大丈夫なのか?
それにしてもさっきから翔が黙っている。なんか震えてね?
「……翔?」
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