11.新歓当日により。

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「なん……だと……」 会長が小さく呟き震える。えっなになに。俺理解できてないんだけど。 「えっつっきー鬼?」 「えっじゃあ捕まえられないじゃん」 「「つっまんなーい」」 後ろから顔をのぞかせて息ぴったりでそう言ったのはいつだったかハンカチを拾ってわたした双子庶務。 えっ……なんか生徒会メンバーがどんよりしてるんですが。 えっ待って俺鬼じゃダメだったの? あっえっ……ごめんなさい? 「先輩方、はやく逃げなきゃやべーんじゃないですか?wwwwwww」 翔がどんよりとした空気を払うかのように言った。 そうだ、生徒会メンバーは誰でも捕まえられるのか。 「あっ……そうだよね……うん……ありがと……じゃあ……行くね」 ものっすごい顔死んでますけど先輩。
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