686人が本棚に入れています
本棚に追加
なんとなくそこから動く気にもなれず、美空さんと談笑していると。
「つっきやー!!!!!!!」
バタバタと駆けてきたのは翔。
もうこれあれだよね。翔と書いて天使と読むやつだわ。
翔も鬼だから安心して抱きつける。
「あら、翔くんじゃない?」
「愛ちゃん!? なんで月夜と一緒に?」
「え、知り合い?」
二人はお互いを指さして、それから笑顔になる。ここは楽園だったのか。
一応俺へテロだからね。これだけは間違えないでね!!!!!!
「愛ちゃんとは薔薇仲間だよん! この学校の腐男子掲示板で知り合ったのさ」
「そうなのよー!掲示板ではなんかちょぉっと気持ち悪い感じの人かしら?って思ってたんだけど、会ってみたらイケメンでびっくりよ!」
腐男子掲示板……だと?
そんなものがあるのか。そしていつの間に。
とりあえず、翔に美空さんとあった経緯を話す。
「えー! てかさすが愛ちゃんwwwwwwっょぃwwwwwwwww」
「まあね! あの人たちは確かに萌え対象だけど、月夜くんったら真っ青な顔で逃げてるんですもの。助けないと良心が痛むわ」
な、なんて男前……!
最初のコメントを投稿しよう!