3.ホモ達の楽園により。

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******** 俺たちは光に案内されて、寮長の部屋の前にいた。寮のでかさにびっくりしてまた叫んだ……というのは言うまでもないだろう。 「同室者、誰だろうね?」 「悪いやつじゃなきゃいいけどな」 「月夜の同室者は不良オカン、月夜の同室者は不良オカン…………」 翔ちょっと黙れ。 「じゃあ、寮長に会いに行こっか」 ガチャ。 「っん………………はぁ……も……だめ……あ……やぁ……っ」 「ん?何が嫌なんだ?言ってみろよ」 …………………………はい? 俺の目にうつるのは激しく交わっている男二人。 一人は顔を上気させ、高い声をひっきりなしに出している。 もう一人はそれを楽しむかのように……じゃなくて!!!!!!!!!!!!!! なんなんだこれは。 いくらホモの学園だろうがなんだろうが、寮長室でこんなことしてていいのか? ……うっ……。 き、気持ち悪い!! 吐く吐く吐く吐く! 「うえええ……」 「はっ……え、ちょ、月夜!?」 その声に気づいたのか、ヤっていた二人は口をポカーンとあけこっち見る。 「すっ、すすすすすすみませんでしたあああああっ!!!!!!!!!」 光は大急ぎで扉を閉め、鼻から血を噴出させている翔の服の襟をつかみ、部屋から出た。 「はぁ……びっくりしたぁ。まさか寮長室で……」 びっくりどころの話じゃねぇよ……。
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