4.姉ちゃんへの報告により。

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******** そうこうしているうちに食堂についた。 「ん、光ありがとう」 光の方を向く。……ん? 光は翔をじっと見ている。 俺の手首を握る力を強くして。 「……光?」 「…………っあ……あ、ごめん、ボーッとしてた!」 俺の手首をパッと離すとにこりと微笑んだ。 「ね、あっちの席座ろ?日当たりよくてきもちーよ」 窓際の席を指差し俺たちに笑いかける光。 ……さっき、表情が暗く見えたのは気のせいか……? 「おっすwwwいくかwwwwwwww」 席に座ると、テーブルのはしになにやらタッチパネルのようなものが。 「……まさか?」 「そ、これで頼むんだよー」 慣れたようにタッチパネルを操作する光。うわぁ、なんかすげぇ金の無駄遣い。 「僕ハンバーグにしよっと。二人は?」 「んー、どうしようかn…………ふぁっつ?」 値段が。 変だ。 なんでハンバーグが8000円もするんだよ。高級すぎんだろ!!! 「……あ、値段?大丈夫だよ、外部生はただだから!」 ただ……だと? なぜだし。 「……あ、えっとね。ここの編入テストすごく難しいらしくて。それは知ってるよね? で、なんか合格できた人はただなんだって」 なるほどわからん。 なぜ合格できたらただなんだ。 「まぁいいじゃんwwwwいい飯をただで食えんだしwwwwwwあ、俺うどんー」 翔はニヤニヤ笑いながら頼む。なんて楽観的。 ……俺も頼むか。
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